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同じ場所~君と僕の見ている風景~

第11章 変化

優ちゃんの家に着く。

「いらっしゃい!」


笑顔で迎えてくれる。

「お邪魔しまーす。あれ?旬くんまだなんだ?」

「飲み行ってるよー」

まったく!みたいな呆れ顔で言うけど、幸せそう。

「優ちゃん家久しぶりだな~!何か、人が居ないのが不自然な家だよね!」


「そのうち誰かしら現れるよ!美保も今日は、あたしと二人の方が良いでしょ?」


「え?」


「どうした?」


「…………」


「良いんだよ!話したくなったらで!でも、久しぶりに会ってあんなに目パンパンじゃ、心配になるよ。」


「優ちゃん!!あたしね!付き合ってる人が……居るの…」

言ってしまった。


優ちゃんの優しさに甘えたくなってしまった。


「うん。良いんじゃない?」


「………でも…」


「同業者なんだね?」


「…………うん」


優ちゃんはあたしの肩に手を置いて


「大変だよね。」


と、言った。



涙が出る。


優ちゃんはあたしの背中を擦りながら、

優ちゃんと旬くんの話をしてくれた。



「あたし達は、別に、その恋愛が駄目とか言うタイプのタレントじゃないし、特にあたしは、手紙貰うのも、殆んど女の子だし!」


そう言って笑う。

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