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同じ場所~君と僕の見ている風景~

第11章 変化

玄関を出ると、松潤が

「あ~!!酔ったな!」

と、言う。

「ふふふ。明日仕事でしょ?」

「大丈夫!明日は遅いから!ってか、オレも明後日から、札幌だぜ~!!」


「あ、コンサートだよね。」


「見に来いよな。」


「え?」

「な?うちの櫻井さんめちゃめちゃカッコイイからよ!」

ニヤって笑う

「えっ、あ、へ?」

知ってんの?動揺する。

「ブッ!アハハ!何だそのリアクション!!ま、さ、翔さんがプライベート引きずって、仕事来んの初めてだしさ、あ、あの人別に何も言わないけどね。空き時間携帯ばっか見てるし(苦笑)色々考えると思うけど、一回、翔さんの本職生で見てみろよ。」


松潤は、酔ってるせいか、饒舌だった。

「そうだね。」

そう、答えるのが精一杯だった。

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