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同じ場所~君と僕の見ている風景~

第12章 確信

マネージャーが迎えに来て、空港に向かう。


空港には、明日の嵐のコンサートの前のりらしき人たちがいた。



「あれ、古市美保じゃない?」


「え、どこ?」


「アイツも札幌行くのかな?」


「はぁ?何で~!!最悪ぅ~!!」


「つか、細いだけで、全然可愛くないね。」


何人かに気が付かれた。

こんな事なんて事ない。

写真が出たばかりの時はもっと酷かったしね。


事務所にも、沢山手紙が来た。


マネージャー達は手紙の事は言わないけど、そんな、内容の話を聞いてしまった事がある。


ネット上でも


「しね」「ブス」とか

自分の事はどーでも良い。


見なきゃ良い話。

でも、家族の事まで調べて、無い事まで書かれたのは、辛かったな。

人は忘れて行く生き物だから、大分沈静化したけど、でも、あたしを見れば思い出すよね。


それでも、貫き通したかった、気持ちが、本当なのか、明日にはわかる。

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