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同じ場所~君と僕の見ている風景~

第12章 確信

美保side


お昼前キミから、メールが来る。

「今、札幌着いたよ!」


「お疲れ様!直ぐ、リハ?頑張ってね!あたしは、早朝ロケでした!お昼、ラーメン食べに行ってきまーす!」

「朝から大変だな!オレも昼にはリハだな!味噌ラーメンなら、○○ってとこがお進めです。後で、住所送るよ!食べ過ぎないよーに!(笑)」


こんな、メールのやり取りは、久しぶりだった。


写真を撮られる前みたい。


いつからか、お互い気を使い、メールの内容も業務的になってた。


あそこの店が美味しいよ。とか、あそこの店は、量が元々多いから、大盛はやめときなさい!


とか

内容なんて、何でも良かった。

繋がってるなって、安心感があった。

今は、お互い

必死にしがみついているようだ。

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