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同じ場所~君と僕の見ている風景~

第12章 確信

翔side

コンサートの最終打ち合わせで、事務所の会議室にいる。

「うっす~」

松潤が到着する。


「うい~」

「翔さん、昨日、旬ん家行ったらさ、会ったよ。」

「うん?旬くん家?誰に?」


「いや、だから、その~美保ちゃんに…」


「あぁ。そうなんだ。」


「…うん、オレ酔っぱらって絡んじゃったかも(笑)」


「え?マジで(笑)」


「口説いた(笑)」


「え?」


「ブッ…嘘だよ!一瞬で青ざめたね(笑)」


「いや……だって…」


「ごめん!ごめん!オレが口説いたとこで、あの娘翔さんしか見てないよ。」


その後松潤は

「三曲めのさぁ~」

仕事の話をし始めた。

心配してくれてるんだよな。

多分、オレは仕事中もなにかしら、出してしまうんだろうな。


メンバーはみんなそれに気が付いてる。


このままが良いわけない。



考えない様にしてるのに…頭から離れてくれない。


好きと言う気持ちだけで、突っ走れば、何かを失うんだろうな。


何より、あいつの女優と言う立場を奪いかねない。



一番避けたいのはそこだ。



守ために、決断しなきゃいけない事が…あるんだ……

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