私はお兄ちゃんに…
第3章 私の恋にライバルが…
私と幸日は今、屋上にいる。
あ『幸日?話って…何かな?』
何故か私は、聞きたくない。
そんな衝動にかられた。
幸『あのね…私…あやなのお兄さんが好きなの…』
……今の……聞き間違い…?
…うそだ…幸日がお兄ちゃんのこと好き…?
……ヤダ。泣いちゃダメ。
あ『え…そ。そう…なんだ…』
泣きそうなせいか声がとっても詰まって、明らかに動揺してることが見え見えだ。
幸『ビックリさせちゃってごめん。
でも、私本気なの。
だから告白したいと…思ってる。
だから…だからね?あやなには、応援…してほしいんだ。
私達、もうちょっとで中2でしょ?
だから私が中2になったのと同時に告白しようと思って…。
あやな…応援してくれるよね?』
告白…?応援…?
応援なんてしたくないし
告白なんかしてほしくない
普通の兄弟なら…応援できるのだろう。
でも私は違う。だってお兄ちゃんのことが…好きなんだから。
でも、それは決して許されない禁断の恋。
私はどうせお兄ちゃんに気持ちを伝えることはできないだろう。
幸日は可愛いし、中1の割には大人びてる。
胸だって大きいし、色気もある。
私と違って…。
お兄ちゃんは幸日のこと…どう思ってるんだろう…