テキストサイズ

空と太陽

第6章 秋、文化祭


 「レディース…ん?
  まっいっか」
 「よくねぇよ!!」

 変なコントから始まった
 高乃宮中学校の文化祭

 空は上の空でした


 あっとゆう間に
 お昼休みに入ってしまった


 「あぁ…昼休み…」
 「あー…つまんな…」
 「……(汗)」


 魂がぬけたような空と未歩


 それを見守る由宇


 「空?」
 「なぁに?」
 「空がキレイだよ」
 「そだねぇ〜」

 ニヘラァと笑う空

 「未歩?」
 「んー?」
 「可愛いね」
 「可愛くないよ〜」

 ダメだ
 2人ともいつもと
 違いすぎるんだが…




――――午後の部


 「やってまいりました
  午後の部開始!!!」

 あっとゆう間に過ぎ行く

 全然楽しくない


 「―――」


 まわりの声が雑音にしか聞こえない


 私は名字
 未歩は名前


 先生………


 「次は男子バスケ部の
  ダンスです
  大空先生も踊ります
  うけるははははは」

 「おい司会!!」

 大空先生がステージから
 司会むけて叫ぶ

 全校が笑いにつつまれる


 「っ!!!」


 先生しか視界に入らない


 ダンスがはじまる

 無邪気な笑顔で踊る先生

 健気に見つめる空



 2人の視線は交わらない

 先生と生徒

 先生、
 こんなにも好きなんだよ

 我慢できないよ

 大好きだよ……


ストーリーメニュー

TOPTOPへ