二十歳になれば
第3章 世代格差(?)
いや、一方的に私の方が不満を露にしたので、玲菜の方が面食らったというか、とにかく謝るしかないという感じにさえ思えた。
気に入らないことがあれば、はっきり言う私と異なり、玲菜はいつも受身だった。
おそらく年齢差から玲菜は私と対等ではないという感覚を無意識に持っていたようだ。
この時は取り敢えずそれで済んだのだが、その後も突然返信が途切れることがたびたびあった。
そして、そのたびに機嫌が悪くなる私に、玲菜は謝ってばかりいた。
私はただ謝られるのは嫌いだったから、しっかり理由も話すようにと言った。
聞けば理由はいろいろあった。