
秘書のお仕事
第8章 失態
「ダメだ」
伸ばした手は掴まれ
無理に社長に向き合う形にさせられた
「言ってみろ。社長の俺に内緒で、さっきの男とどういう関係になったんだ?」
『プライバシーですよ!!
何も答えませんから…!!』
「ふぅん…」
ジワジワと寄ってくる社長の顔
あたしは逃れようと身体を引くけれど
すぐに壁に追い詰められる
「ほらこの唇…やらしい」
『ちょ…///』
社長の指が、右から左へとあたしの唇を撫でる
端まで行き着いた指は、下唇の裏をなぞった
『やっ…も…!!///』
社長の身体を押しのけようと胸を押し返したが
すぐに唇を塞がれる
『ん…ンン…///』
両手首は掴まれて動かせない
