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BL~中編・長編集~

第4章 ~これは、恋の予感?~

「なんですか?」

彼の顔を見ないようにしながら、ずっと気になっていたことを口にした。

「なんでこんな居酒屋なんかでバイトしようと思ったんだ? 神々君くらいの器量と容量のよさがあれば、もっといいところでバイト出来たんじゃない?」

「・・・・・・」

神々君はしばらく黙ったままだったが、俺が着替え終わると、口を開いた。

「浩太さんに会いたかったからです。」

「え?」

俺に・・・?

「ずっと・・・浩太さんを見てました。」

「こ、神々君・・?」

だんだんと迫ってくる神々君。

「そのうち、見てるだけじゃ足りなくなって・・・」

壁と神々君に挟まれた。

「あなたのそばに居たいって・・・・」

それって・・・・

「浩太さんが好きです。」

「ぇ・・・・?」

目の前には、神々君の整った顔。

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