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BL~中編・長編集~

第5章 ~愛してなんて言わない~

「そんなつれないこと言うなよ、畔田。」

畔田・・・・やっぱり・・・

「あの、俺達こういう所初めてで。」

「あ、そうなんですか。」

どうしてここに?

だって・・・地元の大学に行ったはず・・・

「こちらはですね、ボーイを指名することができまして、初めてでしたら可愛いタイプのボーイがお勧めですよ。」

「へぇ~。 おい、どの子がいい?」

「どの子でもいいよ。 お前が選べ。」

畔田君・・・大人っぽくなったな。

身長も、あの頃より全然伸びてるし・・・

「適当だな・・・じゃあ、この子で。」

「かしこまりました。 では、こちらへどうぞ。」

僕に気付いてない・・・よね?

そりゃそうか・・・・あれから結構経ったし、僕も成長したんだから。

「カズヤ君、指名入ったよ。」

「わかりました。 今行きます。」

裏で着替えていたカズヤ君を呼び、再び受付に戻った。

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