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BL~中編・長編集~

第5章 ~愛してなんて言わない~

「早く顔洗わないと・・・・」

店長に甘えて泣いた後、僕は店長にお店を休むことを勧められたが、顔を洗えば平気そうだったのでお店に出ることにした。

急いで立ち上がり、顔を洗いにトイレに向かう。

「ん・・・大丈夫そう。」

鏡を見てそんなにひどい状態にないことを確認すると、冷たい水で顔を洗う。

「サクマ君、指名です。」

「あ、はーい。」

ボーイの子の声が聞こえ、僕は急いでトイレから出ると店の方に出た。

「どのテーブル?」

「あそこです。」

ボーイの子が示したテーブルには・・・・

「ぇ・・・?」

なぜか、桐島さんの姿が。

その隣には・・・・

「ほんとにあそこ? カズヤ君が入ってるでしょ?」

「はい。 でも、畔田さん?がサクマさんを指名してきましたよ?」

畔田君が・・・僕を・・・・・・?

「一つのテーブルに二人つくなんて、結構贅沢なことですよね。」

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