テキストサイズ

BL~中編・長編集~

第5章 ~愛してなんて言わない~

「あぁ。」

「・・・・」

会話が続かない・・・

こういうときはどうすればいいんだっけ?
誰か助けて・・・・・

「カズヤ、指名だぞ。」

「あ、はーい。 ごめんね桐島さん。 僕、ちょっと行ってくる。」

「うん。 早く帰ってきてね~。」

さすがナンバー1。

今日も忙しいな。

「サクマさん、お願いします。」

「うん。 いってらっしゃい。」

頼みの綱のカズヤ君も行っちゃったし・・・

この状況・・・どうしよう・・・・・

「ねえねえ、サクマ君。」

「なんですか?」

重い沈黙を破って、桐島さんが話しかけてきた。

「あのさ・・・こんなこと聞きにくいんだけど、その・・・・カズヤ君もお持ち帰りできるの?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ