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BL~中編・長編集~

第5章 ~愛してなんて言わない~

僕の隣で寝てる畔田君。

「寝顔は・・・あの頃と変わってないな。」

高校の頃・・・・一度だけ、畔田君の隣の席になれたことがあった。

彼は毎日部活の朝練で朝が早かったせいか、授業中はいつも居眠りをしていた。

僕はその寝顔を、毎日こっそり眺めてて・・・

「あ・・・お金。」

なんだか虚しいな・・・

「畔田君・・・」

男もいけたんだな。

昨夜・・・あのままホテルに直行して、シャワーも浴びずに行為におよんだ。

まるで初めての時みたいに緊張して・・・

「・・・」

すごい・・・・感じた。

人生で初めて本当に好きになった人。

僕・・・まだ畔田君のこと・・・・

「・・・好きだったんだな。」

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