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BL~中編・長編集~

第5章 ~愛してなんて言わない~

「あ、店長。 おはようございます。」

「おはようございます。」

いつものように更衣室に入ってきた店長は、僕の顔を見て固まった。

「湊、お前・・・」

「っ!!? 店長!?」

店長は僕の腕をつかむと、更衣室から引っ張り出した。

「ちょっと来い。」

その衝撃で、激しい目まいに襲われた。

「っ!?」

「湊!!?」

「サクマさん!!!」

次の瞬間、僕の目の前は真っ暗になった。

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「ん・・・?」

「気が付いたか?」

目が覚めると、僕の顔を心配そうに覗き込む店長の顔が視界に入った。

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