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BL~中編・長編集~

第5章 ~愛してなんて言わない~

「サクマ君。」

「はーい!!」

お酒の倉庫の方から名前を呼ばれた。

「悪いんだけど、そこの瓶ケースを店の裏に出しといてくれない?」

「わかりました。」

指定された瓶ケースを持ち上げて、店の裏まで持って行く。

うっ・・・結構重い・・・

「・・・よいしょ。」

やっとの思いで店の裏まで運び終えた。

「ふぅ~・・・・裏の仕事って大変だな。」

「・・・やっぱりいたな。」

え? この声ってまさか・・・

驚いて声がした方を振り返る。

「は・・・んださ・・・」

そこには、今店の中にいるはずの人物が。

「どうしてここに・・・・」

「それはこっちの台詞だ。 どうしてここにいるんだよ?」

あ・・・・畔田君、すごく怒ってる・・・?

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