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その言葉に、迷わず頷く。

「こんないい加減で自分勝手な俺を？」

「え？」

次の瞬間には、僕はまた畔田君の腕の中にいた。

「ちょっ・・・」

「ごめん。　嬉しい。」

嬉しいって・・・・どうして・・・

「俺も・・・お前が好きだよ。」

「ぇ・・・」

好き？　畔田君が、僕を？

「っ・・・！！！」

「サクマっ！？」

畔田君は・・・僕のことを道具としてしか見てないのに・・・・

こんなこと言われたら、期待してしまう。

「やめて下さい。　あなたにとって僕は・・・ただの道具でしかないのに。」

「なに言って・・・」

畔田君には彼女がいる。

僕なんかが入る余地はない。