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BL~中編・長編集~

第5章 ~愛してなんて言わない~

「んっ・・・」

優しい笑顔の後にやって来たのは、優しいキス。

「好きだよ・・・」

「・・・畔田さん・・」

僕は畔田君の温かいぬくもりに包まれながら、目を閉じた。

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「へぇ~。 じゃあ、彼とはうまくいったんだ。」

「・・・はい・・」

次の日・・・・僕は昨日のことを店長に報告していた。

「あの・・・それで・・・・」

「わかってるよ。 店を辞めたいんだろ?」

「ぅ・・・はい。」

やっぱり店長は、僕のことをよく理解してくれてる。

「すいません・・・・最初から最後まで迷惑かけて・・・」

「気にするな。 それに言っただろ? 湊が決めたことなら全力で協力させてもらうって。」

あの時の言葉は、そういう意味か。

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