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BL~中編・長編集~

第7章 ~むかしむかしの恋物語~

「ん・・・・」

「伊代!?」

目を開けるとそこは、自分の部屋でした。

「あ・・・れ・・・・?」

「気が付いたか?」

横を見ると、お父さんの姿が。

「お父さん・・・?」

「気分はどうだい?」

ゆっくりと起き上がると、体に鋭い痛みが走りました。

「ぃっ・・・・」

「無理をするな。」

伊代は辺りをキョロキョロと見回しています。

「どうした?」

不思議に思って、お父さんがそう尋ねます。

「・・・百は・・?」

「・・・・・」

伊代の質問に、お父さんは黙り込んでしましました。

「ねぇ、百は?」

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