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BL~中編・長編集~

第8章 ~幸せはすぐそこに~

もちろん、高校も潤と同じところにした。

志望校は男子校。

そこそこ偏差値も高く、進学率もよかったからだ。

一応言っておくが、俺も成績はいい方だ。

だから、潤も俺も、その学校には推薦で行くことができた。

みんなが受験で必死になってる時、俺と潤は二人でのんびり過ごしてた。

その時間がたまらなく好きだった。

俺以外、潤にくっつく奴がいなかったから。

俺が潤を独り占め出来たんだ。

大好きな潤と二人っきりでいられる時間・・・・

それはとても居心地が良くて、安心できるものだった。



高校に上がり、潤は生徒会に入った。

俺も一緒に入った。

別に、潤と少しでも一緒にいたいからとかいう理由ではなく、ただ単に、生徒会に入った方が成績も上がるし、大学の推薦を取りやすかったからだ。

まあ、潤と一緒にいられるのはラッキーだったかな・・・・?

友達もできたし、勉強も問題なし。

とりあえず、すごく充実した毎日を過ごしていた。

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