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BL~中編・長編集~

第8章 ~幸せはすぐそこに~

「・・っ・・・」

あんなの・・・見たくなかった。

涙を流しそうになると、携帯が鳴りだした。

「・・・」

手に取って見てみると、清水からの電話だった。

「・・・・」

出る気が起きず、その電話を無視する。

しばらくすると、携帯が鳴り止んだ。

「・・っ!!」

・・・が、すぐに鳴りだした。

ディスプレイを見てみると、また清水からの電話で・・・

俺は携帯の電源を切り、ベッドに横になった。

「・・・」

先ほどの光景がよみがえる。

上半身裸の潤。

雨宮の靴。

それは、すべてを物語っていた。

「・・ぅ・・・ッ・・・」

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