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BL~中編・長編集~

第8章 ~幸せはすぐそこに~

『大丈夫です、安心してください。 なにがあっても、副会長は俺が守ります。』

完全にいかれてる・・・

『副会長の目の前に住んでるあいつを排除すれば、俺たちは幸せになれますから。』

目の前に住んでるって・・・・

「潤!?」

カーテンを開け外を見ると、潤の家の前に、包丁を持った清水がいた。

「清水!!」

急いで電話を掛ける。

『もしもし?』

「清水か!?」

清水が出た瞬間、俺は大声で清水の名を呼んだ。

『副会長、どうしたんですか?』

「やめろ。 人を殺したらダメだ。」

とっさにそう言った。

『でも、会長がいるから、俺たちは幸せになれないんですよ?』

何を言っても無駄だ。
完全に、狂ってる。

「お、お前が警察に捕まったら、一緒にいられなくなるだろ?」

『・・・・・』

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