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BL~中編・長編集~

第8章 ~幸せはすぐそこに~

こいつの話に乗るしか、方法はない。

「だから、やめろ。 な?」

『・・・・わかりました。 俺も、副会長と一緒にいられなくなるの嫌ですから。』

その言葉に、ひとまず胸を撫で下ろす。

『副会長に会いたいです。』

断ったら、また、潤を殺そうとするのだろうか?

「あぁ・・・うちに来いよ。」

それが怖くて、清水の言葉に頷くしかなかった。

『じゅあ、行きますね。』

電話が切れた瞬間、家のチャイムが鳴った。

玄関に出ると、やはり清水の姿があった。

「お邪魔してもいいですか?」

「あぁ・・・」

とりあえず、清水を家に上げる。

「へぇ・・・・さすが副会長ですね。 部屋がきれい。」

「そうか?」

俺の部屋に通すと、清水はそう感心しながら部屋を見回した。

「そんなに見たって、何も出てこないぞ?」

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