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BL~中編・長編集~

第8章 ~幸せはすぐそこに~

「ほんとにきれいですね。 男子の部屋とは思えない。」

そんなに驚くなんて思ってなかったから、清水の反応を見て、思わず吹き出してしまった。

「それでも、きれいです。」

「もう、わかったって。」

しばらくは、たわいもない話をして過ごした。

話をしてる間は、いつも通りの清水だった。

15分くらい話した頃に、急に清水は真面目な顔になった。

「副会長、俺・・・ほんとにあなたが好きなんです。 付き合って下さい。」

「清水・・・・」

断ったら、どうなる?

潤を殺すのか?

「・・・いいよ。」

潤を、死なせたくない。

「ほんとですか!?」

「うん。」

俺が、潤を守ろう。

そう、心に決めた。

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