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BL~中編・長編集~

第8章 ~幸せはすぐそこに~

「豊、おはよう。」

「おはよう、絨史。」

あの日から一週間。

俺は、清水と学校に行くようになった。

お互い名前で呼んでいるが、まだぎこちない。

「なんか、照れますね。」

「だな。」

なんだかんだで、充実した日々を過ごしている。

「潤~」

「どうした?」

「・・・・」

それでもやっぱり、あの二人が気になる。

「豊、どうしました?」

「なんでもないよ。」

絨史を振り返り、笑顔を繕う。

「・・・・そうですか。」

また今日も、一日が始まった。

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