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BL~中編・長編集~

第8章 ~幸せはすぐそこに~

「ふぅ・・・・」

最近、屋上に来てぼーっとするのが日課になってきた。

「こんなはずじゃなかったのにな・・・」

入学当初は、毎日が楽しくて楽しくてたまらなかったのに・・・・

「どうしてこんなことに・・・・」

なにを間違えたんだろう?

「副会長!!」

「ど、どうした?」

一人考えにふけっていると、絨史が勢いよく屋上の扉を開けてこちらに近づいてきた。

「大変です!! 雨宮がいなくなりました!!」

「はぁ!?」

雨宮が?

「いなくなった!?」

「はい。 今、みんなで探してるところです。」

歩きながら、絨史から話を聞く。

「あいつかわいいから、もしかしたら誰かにさらわれたのかもしれません。」

「あり得るな。」

一旦、生徒会室に戻る。

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