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BL~中編・長編集~

第8章 ~幸せはすぐそこに~

「誰だ!?」

「ふ、副会長・・・?」

雨宮は、男に押し倒されていた。

服は見事にビリビリに破かれている。

「何しに来た!?」

「そりゃあ、俺の大事な後輩を取り返しに来たんだよ。」

ゆっくりと男に近づいていく。

「なんで俺たちの邪魔をするんだよ!?」

「お前だって、雨宮に他に好きな人がいるのを知ってるだろ?」

男は、大声で叫び始めた。

「違う!! 俺たちは愛し合ってるんだ!!」

男が懐からナイフを取り出した。

「邪魔すんなぁ!!」

「っ!!」

ナイフを構え、男が突進してくる。

「副会長!!」

男をかわしナイフを奪おうと、腕を掴む。

「離せ!!」

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