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BL~中編・長編集~

第1章 ~どんな君も好き!!~

「え?」

豊にお礼?

「優太と改めて付き合えたのは、あいつが屋上のカギを用意してくれたおかげだろ?」

「あ、確かに。」

言われてみればそうかもしれない。

「今日のことがなかったら、俺たち、別れてたかもしれないし。」

「そうだね。」

僕たちが今幸せなのは、豊のおかげだし・・・

「お礼言わないとね。」

「うん。」

海斗の胸に顔を埋める。

「なあ、優太。」

「ん?」

うとうとしていると、海斗に話しかけられた。

「こんな俺でも、好き?」

「え?」

急に何を言い出すの?

「俺、優太の理想とは全然違うけど・・・」

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