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BL~中編・長編集~

第1章 ~どんな君も好き!!~

「海斗・・・」

まだそんなこと思ってたのか。

「バカだなぁ。」

「え?」

驚いて僕の方を向いた海斗に、キスをする。

「僕はね、どんな海斗も大好きなんだよ?」

「優太・・・」

僕の言葉を聞いた海斗は、嬉しそうに微笑んだ。

「ありがとう。」

「ぁ・・・」

その時の海斗の笑顔は、いつもグラウンドにいる海斗が見せてる本当の笑顔だった。

「どうした?」

「・・・ううん。 なんでもない。」

僕の前でも見せてくれるようになったんだ・・・

「へへへ。」

「なんだよ?」

そのことが、すごく嬉しかった。

「別に~。」

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