テキストサイズ

BL~中編・長編集~

第8章 ~幸せはすぐそこに~

男ともめあう。

力的には、向こうの方が上だ。

「・・っ・・・」

長くは持たない。

「ほらよ。」

「ぃっ・・・」

ナイフが腕をかすめる。

「次は外さないよ。」

壁に追い込まれ、逃げ場を失った。

「終わりにしようぜ・・・・副会長さん。」

「っ・・」

男が腕を上げたその時、倉庫の扉が開いた。

「翠!!」

「・・潤!?」

「なんだ!?」

男の意識が逸れた隙を狙い、ナイフを奪い取る。

「ここまでだ。 もう、終わりにしよう。」

「くそっ・・・」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ