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BL~中編・長編集~

第9章 ~大切なもの~

「奏多?」

「もう怒ってねぇよ。」

キスされたことに驚いたのか、俺の名前を呼んだ一馬の声は、少し裏返っていた。

「ほんとに?」

「あぁ。」

俺の言葉に安心したのか、一馬は微笑んだ。

「それよりも・・・これ、掻き出すの手伝えよ。」

「あぁ。 俺がやってやるから、壁に手ついて。」

言われた通り壁に手をつくと、一馬にお尻を突き出す形になった。

「少しの間我慢しろよ。」

「んっ・・・」

その言葉と共に、一馬の指が中に侵入してきた。

「腰、揺れてるぞ? きれいにしてるだけなのに、奏多はエロいな。」

「うるさっ・・・ぃ・・ッ・・・」

お前の指の動きがおかしいからだろ!?

「俺のこと誘ってるのか? 我慢できなくなるぞ?」

「ぁ・・・はっ・・・・」

この後どうなったのかは、言わなくてもわかるよな?

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