
BL~中編・長編集~
第10章 ~番外編①~
「大丈夫ですか!!?」
「っ…あぁ…」
先生は頭を打ったみたいだけど、大丈夫そうだ。
「海斗、どうし…」
「来い!!」
海斗は僕の言葉を遮ると、無理矢理部屋から連れ出した。
「ちょ、海斗!!」
腕を振り払おうとしても、全然歯が立たない。
「急にどうし…!!?」
しばらく僕を引っ張りまわした海斗は、空き教室に僕を押し込めた。
「かいっ…ん!?」
気が付いたら唇が重なっていて…
「んんっ…ふ…ッ…」
突然の事態に、頭がついて行かない。
「はぁ…ッ…」
キスしたまま、海斗は僕の制服を乱暴に脱がしていく。
「ちょ、や…っ…ンッ!!」
抵抗しようとすれば、腕を頭の上で縛られた。
「海斗っ…やめて…ッ!!」
「…………」
僕の言葉を、海斗は聞いてくれない。
