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BL~中編・長編集~

第2章 ~あなたが一番大切です~

「よかった・・・」

しばらく、先輩がお弁当を食べているのを眺めていた。

「先輩は、いつもここにいるんですか?」

「・・・ああ。」

お弁当を食べ終えた先輩に、そう尋ねる。

「じゃあ、僕・・・お弁当作ってきますよ。」

「は?」

先輩が驚いて僕を見る。

「それくらいしかお礼できないし・・・」

「いや、さすがにそれは・・・」

僕は先輩の手をギュッと握った。

「だめ・・・ですか?」

「・・・・」

なんでもいいから、先輩と接点が欲しい。

「・・・・・わかったよ。」

「本当ですか!?」

先輩が承諾してくれた事が嬉しくて、僕は思わず先輩に飛びついてしまった。

「ありがとうございます!!」

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