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BL~中編・長編集~

第2章 ~あなたが一番大切です~

「へへへ。」

ラッキー。

いつもより10分くらい、授業が早く終わった。

「先輩に会える~」

屋上の扉を開こうとした時、話し声が聞こえた。

「?」

扉を開く手を止め、会話を聞く。

「・・・菊池先輩・・・・最近、あの1年とよく一緒にいますけど、正直、迷惑なんじゃないですか?」

誰? 菊池先輩と誰かが話してる・・・

「・・・・」

「どうなんですか?」

僕も知りたい。
本当は、先輩がどう思ってるのか・・・

「・・・・・・困ってる。」

「っ!!」

「本当ですか!?」

困ってる・・・

「なんでそんなこと聞くんだ?」

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