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BL~中編・長編集~

第16章 ~Riproduzione~

「あ、おかえりなさい。」

「ただいま。」

母さんとこんな会話ができるのに、まだ慣れない。

俺の中では、もう何年も前に死んでしまったから。

「ふぅ・・・・」

駄目だ。

体力的に限界だな。

「寝よう。」

部屋に着くなり、俺はベッドに倒れ込んだ。

思っていたよりも疲れていたようで、俺はすぐに眠りの世界に堕ちた。

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「おい、生徒会長さん。」

「??」

昼休み。

肩を叩かれたので振り返ると、この間の不良の姿。

「なんだ?」

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