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BL~中編・長編集~

第20章 ~君は親友~

「なんだよ!! 智!!」

「なんでもねぇよ。」

そんな会話を聞いていた安藤が口を挟んできた。

「…で、結局、電話の用件はなんだったんですか?」

「ん? あぁ…実は…」

「なんで、安藤が聞くと素直に答えるわけ!? なにそのえこひいき!?」

「祐美…落ち着いて…」

そんな会話を聞いて、笑いながら悠との電話の内容を伝える。

「…と、いうわけで、今からうちに来るらしい。」

「俺も智んち行きたい!! っていうか、悠に会いたい!!」

やっぱり、言うと思った…

俺はため息をつくと、葛城さんと安藤に声を掛けた。

「葛城さんと安藤も来ますか?」

葛城さんは少し考えると、ゆっくりと頷いた。

「じゃあ、せっかくだし、お邪魔しようかな?」

「安藤は?」

安藤の方を向くと、気のせいか、元気がないような気がした。

「僕は先輩方さえ良ければ…」

「じゃあ、決まりだな。 行こうか?」

俺達は会計を済ませると、俺の家に向かった。

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