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BL~中編・長編集~

第21章 ~番外編②~

「もう、俺のこと…」

「馬鹿。」

「いたっ!!」

顔を伏せると、潤はでこぴんしてきた。

…痛い。

「なにす…んっ!?」

………………え?

「じゅ…んんっ!?」

名前を呼ぼうと口を開けば、潤の舌が口の中に入ってきた。

「んぅ…ふっ…ぁ…」

ダメだ…頭の芯が、痺れて…

「はっ…ァ…」

キス…長い。

「…んっ…潤…?」

「はぁ…お願いだから、その顔やめて。」

「え…!?」

潤の言葉を理解する前に、ベッドに押し倒された。

「じゅ…」

「俺が、豊を嫌いになるわけないだろ?」

じゃあ、どうして…

俺に冷たくするんだよ。

「何回も言っただろ? 愛してるって。」

「でも…」

反論しようとすれば、潤に口を塞がれた。

「身体…辛くない?」

「…え?」

辛い? 身体が?

「俺は受ける側じゃないから、よくわからないけど…三日に一回…条件が合えば、連続でする日だってあるだろ?

豊の身体に負担掛けすぎてるんじゃないか。って思って、ずっと我慢してただけだよ。」

「潤…」

なんだ。 心配するだけ無駄だったわけか。

「…豊?」

潤の首に腕を回し、俺の方に引き寄せると、潤は不思議そうな顔をした。

「っ…俺だって、健全な男子高校生なんだからな…」

「…………ははっ。」

こんなに少ない言葉で、潤は俺が言いたいことがわかったようだ。

俺の手にキスを落とし、嬉しそうに微笑んだ。

「ほんと、豊は俺の理性を飛ばすのがうまいよね。」

「……いいから、さっさとしろよ。」

さっきのキスで、もう身体が火照ってる。

早く、どうにかしてほしい。

「仰せのままに。」

「んっ…」







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