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BL~中編・長編集~

第21章 ~番外編②~

「ぁあっ!!」

「…くっ…」

俺がイクのとほぼ同時に、潤は俺の中で果てた。

「豊…」

「はぁ…っ…ん…なん…だよっ…?」

潤の上で息を荒げていると、短いキスをされた。

「…愛してるよ。」

「っ…///」

今言うのは、反則だろ…

「………」

「豊?」

恐らく真っ赤になっているであろう顔を隠すように、潤の胸に顔を埋めた。

「…………俺も…」

絞り出したような小さい声でそう言えば、潤にきつく抱き締められる。

ニヤけているんだろうな。

「豊…」

「んっ…」

――――――――――――
















「…………」

失敗したな。

今日は、補習授業がある日だった。

てっきり、休みかと…

「おはよー…豊…」

「…はよ。 近藤、死んでるな…」

「豊もね…」

腰が異常に痛い。

というか、歩けているのが奇跡に近い。

それに、徹夜明けで眠い。

「昨日…海斗が離してくれなくて…結局、一睡もしてないし…腰痛いし…」

「はは…俺も…」

二人で机に突っ伏して死んでいると、もう一人合流してきた。

「はよ…二人とも…」

「おはよ…新…」

「佐藤か…はよ…」

どんよりした雰囲気を漂わせているのは、佐藤新。

「幸村の奴、今日休みだと思ってたらしくてさ…昨夜、全然離してくれなくて…」

「…俺も…」

「僕も…」

受験生のくせして、なにしてんだか…

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