テキストサイズ

BL~中編・長編集~

第3章 ~ずっと想い続けます~

そんなことを回想してる間も、男たちはどんどん服を脱がしていく。

「・・・いやだぁっ!!」

「なにしてんの?」

その声に驚いて振り返れば、そこには大好きな人が立っていた。

「なにって・・ナニだけど。」

男たちはクロの質問にニヤニヤしながらそう答えた。

その時、「ドスッ」と、鈍い音が辺りに響いた。

「なっ・・・」

男たちが驚いて、動きを止める。

「・・ふざけんな・・・・この前言ったよな? こいつに手ぇ出すなって・・・」

そう言ったクロはすごく怖くて・・・・
怒ってる対象は僕じゃないのに、泣きそうになるくらいだった。

「す、すいませんでしたぁぁぁ!!」

クロの威圧に圧倒され、男たちは一目散に逃げて行った。

「・・・大丈夫か?」

男たちが逃げていくのを見送ると、クロは僕の方を振り向いてそう言った。

「あ、えっと、はい・・・」

慌てて返事を返し、立ち上がろうと足に力を入れた。

「ぅわ!?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ