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BL~中編・長編集~

第24章 ~番外編③~

「もう!! ほんと、なんにも変わってないじゃん!!」

「そうか? 優太は、だいぶ変わったけどな。」

あれから十年…変わる方が普通だと思うけど…

「昔は可愛いだけだったのに、大人になったら、色気が増したよ。」

「色気…?」

なんだそれ。

「昔より、狙われる可能性がでかくなったって思ったら、心配で仕方ないよ。」

「海斗…」

もう…ほんと…

「バカ。」

「は?」

あ…ちょっと不機嫌になった。

「なにがあっても、海斗のところに戻ってくるって…大好きだって言ったでしょ?」

僕の言葉を聞いた海斗は…昔と全く変わらない、優しい笑顔を浮かべた。

「……そうだったな。」

僕は…海斗のこの笑顔が一番好き。

「んっ!! ちょっ…海斗…ッ!!」

「そんなこと言われて、我慢できるわけないだろ。」

昔から変わらないけど、一体、どこから体力がくるんだろう?

「あぁ…ッ…ダメッ…だ…って!!」

「ダメって言ってるくせに、感じてるんだな。」

これ以上されたら、明日立てなくなっちゃうよ~!!

「ひっ…ん…ッ…か、い…っと…」

「ほら…自分でいじれよ。」

海斗は、枕を掴んでいる僕の手を掴み、僕のモノへと導いた。

「あ…っ…ンッ…は、ぁ…っ」

「優太のビンビンじゃん。 もうイキそうなのか?」

「んっ…うん…ッ…イキそっ…」

空いている方の手を海斗の首に回し、自分の方に引き寄せてキスをねだる。

「ふぅ…はっ…うむ…ッ…」

海斗も限界が近いのか、動きに余裕がない。

「あっ…ダメ…ッ…そ、なにしたら、イっちゃ…」

「ん…ッ…俺も…」

ラストスパートとばかりに、腰を強く打ち付けてくる海斗。

「もぉっ…イ、クッ…イッ!!」

「っ…!!」

僕が達するのとほぼ同時に、身体の中に熱いものが注ぎ込まれる。

「は、ぁ…ッ…んっ…」

「優太…」

海斗の…いっぱい…

「愛してる…」



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