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BL~中編・長編集~

第3章 ~ずっと想い続けます~

目が覚めた時、最初に視界に入ってきたのは、見慣れない天井。

慌てて起き上がり、キョロキョロしていると、クロが部屋に入ってきた。
その姿を確認した途端、先ほどまでの事を思い出した。

「あ、ぼ、僕・・・」

「まだ寝てろ。」

クロは僕を半ば強引にベッドに横にさせると、横に置いてあった椅子に腰かけた。

「あ、あの、ご、ごめ、な・・さい。」

「ん?」

好きな人の前で話すのって、こんなに緊張するんだ・・・・


そんなことを思ったのを覚えてるよ━・・・


「迷惑・・かけちゃって・・・・」

僕の言葉を聞いて、クロはあの優しい笑顔を浮かべた。

「気にするな。」

そう言って、優しい手つきで頭を撫でてくれたから、心臓が脈を打つのがすごく早くなっていった。

「口、切れてるな。」

「え?」

その言葉に口を触ってみると、かすかな痛みが。

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