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BL~中編・長編集~

第3章 ~ずっと想い続けます~

「え?」

振り向いたクロは、すごく驚いた顔をしてた。


今思い出すと、あの顔、おかしかったなぁ・・・・


「ミケ?」

「あ、えっと・・・」

衝動的に服を掴んだ僕は何を言っていいかわからず、しどろもどろになっちゃった。

「ぷっ・・」

ぷっ・・?

驚いて顔を上げると、クロは笑っていた。

「・・・・・????」

何が面白いのかわからなくて首を傾げていると、クロに頭を撫でられた。

「ミケは、俺の事好き?」

「え?」

目の前には優しい笑顔を浮かべたクロ。
無意識のうちに頷いていた。

「そうか。」

頷いたのを確認すると、クロはまた僕の隣に腰かけた。

「なあ、ミケ。」

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