
BL~中編・長編集~
第3章 ~ずっと想い続けます~
「最低だよね・・・ッ・・・・」
それを、僕は初めて人に話した。
「お父さんが警察に捕まって、僕もお母さんも安心した・・・でも、今度は学校のみんなにいじめられるようになって・・・」
生まれて初めて、自分の本心を外に出したんだ。
「近所の人からの冷たい視線とか、新聞社とか、テレビ局からの問い合わせに耐えられなくなって、お母さんは・・・っ・・」
部屋には、首を吊ったお母さん。
「首を吊って・・・・自殺したんだっ・・・」
今でも鮮明に覚えてる。
「僕がっ・・・僕が、お母さんを守れなかったからッ・・・・」
一生忘れることはない。
「僕の・・僕のせいで、お母さんはッ・・・」
泣きじゃくって、もう、言葉なのかすらわからないような声を発する僕を、クロは強く抱きしめた。
「ク・・ッ・・・・ク、ロ・・・?」
「ミケのせいじゃない。」
予想もしてなかった言葉。
「ミケのせいなんかじゃない。」
もう一度、クロははっきりとそう言った。
それを、僕は初めて人に話した。
「お父さんが警察に捕まって、僕もお母さんも安心した・・・でも、今度は学校のみんなにいじめられるようになって・・・」
生まれて初めて、自分の本心を外に出したんだ。
「近所の人からの冷たい視線とか、新聞社とか、テレビ局からの問い合わせに耐えられなくなって、お母さんは・・・っ・・」
部屋には、首を吊ったお母さん。
「首を吊って・・・・自殺したんだっ・・・」
今でも鮮明に覚えてる。
「僕がっ・・・僕が、お母さんを守れなかったからッ・・・・」
一生忘れることはない。
「僕の・・僕のせいで、お母さんはッ・・・」
泣きじゃくって、もう、言葉なのかすらわからないような声を発する僕を、クロは強く抱きしめた。
「ク・・ッ・・・・ク、ロ・・・?」
「ミケのせいじゃない。」
予想もしてなかった言葉。
「ミケのせいなんかじゃない。」
もう一度、クロははっきりとそう言った。
