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BL~中編・長編集~

第3章 ~ずっと想い続けます~

「お、起きたか。」

僕の声を聞きつけ、クロが部屋に入ってきた。

「僕、どうしたの?」

「泣きつかれたんだろ。 あの後、すぐに寝た。」

子供みたいだなって思ったから、恥ずかしくなった。

「ミケ・・・」

「え? な・・・」

僕の言葉はそれ以上続かなかった。

「んぅ・・はっ・・・」

クロに口をふさがれたから。

「はっ・・クロ・・・」

息が苦しくなってきてクロに訴えると、名残惜しそうに唇が離れた。

「はぁ・・はぁっ・・・」

「ミケ、大丈夫か?」

僕はこんなに息を切らせてるのに、クロは涼しい顔をしていた。

「うん・・・」

キスをされて、僕はまだ話していないことがあるのに気が付いた。

「あの、僕・・・」

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