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BL~中編・長編集~

第3章 ~ずっと想い続けます~

「・・・・どうした?」

僕は、クロの声で我に返った。

「・・あ、あのねっ・・・話があっ・・・・」

「クロ~?」

僕の言葉は、部屋の奥から聞こえた声によって遮られた。

すごくきれいな女の人の声。

「どうしたの?」

「いや、あの・・・」

「ぁ・・・」

出てきた女の人は、身体にタオルを巻いていた。
それは、夜の間に起ったことを物語っていた。

「誰?」

「あの、えっと・・・ぼ、僕っ・・・・」

覚悟はしてたけど、いざ間の当たりにしちゃうと、どうしていいのかわからなくなった。

「ご、ごめんなさいっ!! また、今度来ます!!」

「あっ・・・」

僕はそう断って、クロのアパートから飛び出した。

クロが悲しそうな顔をしてのも知らず・・・・・


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