なんやかんやでモテる主人公
第2章 ありきたりな彼ら
「ん?痛いとこ?んー。ここ。」
っと微笑んだ彼が指さすのは
紛れもなく.唇。
「南がチューしてくれたら治るかも…」
ギシッ…
「って……え…っ?あぁ…ちょっと…!」
ついにベッドの端、ギリギリまで追い詰められた私は逃げ場を失ってしまった。
細い体ながら、バスケ部では次のキャプテン候補間違いなしの強者で……可愛い顔して肉食な所も私は知っている。
そのため……
「ね?南がわるいんでしょ?僕を蹴り飛ばすから……あー‥いったいなぁ……すっごいヒリヒリする。」
ギシッ…また一歩。
彼は私との距離を縮める。
「…ごめんなさい。私が蹴り飛ばしたりするから……。空くん………口あけて?私……今すっごい激しいキスがしたいの……//」
思わずノドをならす空くん。
「ハイ。南もえっちだなぁー‥//」
目をとじ、口をあけた空くんの口に
私は”空“って書いてあった歯ブラシを空くんの口につっこんだ。