なんやかんやでモテる主人公
第3章 ありきたりな強がり
キーンコーンカーンコーン…
「みっなみー!」
ハグッ
「ぐへっ。ゆ…ゆっちー!どしたのー?!」
ヘラヘラっと笑うのは、昨日の仲良しメンバーの一人の由美。通称ゆっちだ。
「南!!良い事聞いちゃったー!!」
うっ…まぶしい。
朝からっ……って言っても昼だけど
この女の子オーラは体に応える…
「別れたんだって!!!」
「へっ??何が???」
「何がじゃないでしょ!だーかーら!!隣のクラスの白川くんっ!!」
「あー。あのサッカー部のイケメン君だよね?」
「そうそう!そうそう!!ってか南かなり関係ないって顔しないでよ!」
顔に出やすいタイプなもんでして……
白川くんはサッカー部のマネージャー全員と付き合った伝説がある程かなりの女好き。
だから白川くんが別れるなんてしょっちゅーある事だしあまり気にとめては、いなかった。