なんやかんやでモテる主人公
第1章 ありきたりな私
「やっぱさぁ新しい恋する他なくね?」
「そっか…。だよね!いつまでも、くよくよしてらんないよねって…。えええええぇぇぇぇぇぇ!!」
「しっ!みんな起きんだろが」
そう言って、私の口を大きな手でふさぐ
幼なじみの祐一。通称、ゆう。
「………んぐっ…ぐ…ぐるじぃ……」
パッ…
「あっ!すまんすまんっ!わざと殺しそうになった!!」
「もぅゆうったら、おっちょこちょいなんだから~♡ってなる訳ないでしょ!!!!!」
こいつは本当、小っさい頃から
嫌みな所はひっとつも変わってないんだから!