なんやかんやでモテる主人公
第10章 ありきたりな接触
アゴをひょいっと持ち上げられ…
顔がずっと近ずいた。
キ…キスされるっ……!
ぎゅっと目をつむると、ゆうはブッと吹き出して笑った。
「えー何?(笑)キス待ちっすかー!?(笑)」
何て笑うから、私は顔から火が出るんじゃないかって位恥ずかしくなった。
「最っ低!!!もう知らない!!」
知らない!!知らない!!!知らない!!!!
バカバカ!!
期待した訳じゃないし…キスなんてしたくないっての!!
私はふんって彼から顔をそらすと
彼は、私の腕をグッ…っと引っ張って…
チュッ…
っとキスをしたんだ。