なんやかんやでモテる主人公
第14章 ありきたりな光
「あー‥アイツ‥こないだ駅で女といるの見たわ‥」
女?!
別に女同士なんだし
そんなに考えこんで、言わなくても
いいんじゃないの?
「「どんな女ーどんな女ー?!」」
あきの君、以外がくいつく。
どんな女かを手で表現する
たくみ君……へぇ…
胸大きいんだ。(笑)
みている私まで
少し恥ずかしくなった。
「なつきって…どっか変わってるもんなー」
「でも、頭すっげー良かったし…今頃何してんだろなー」
「学生時代なんて、ファンクラブ出来てたしな。
何かあったら、知らないよ?
って言ってしらばっくれるくせに
嫌って位、人の心分かってんの(笑)」
ケラケラと笑う男達
なつきって人は少し変わっているらしい。
少ししてから
兄が口を開いた。
「そうだそうだ!
なつきのやつ…今、カウンセラーなってんだよ?
な?南??」
………へっ?
「なんだー!
南ちゃんも知り合い??
アイツ本当変わってるよねーって南ちゃん?!」
私は固まってしまった。
先生の…外見。
性格。行動。
からして……なつきって
名前が想像できなかった。